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制度の保険
2021.09.06

介護両立支援プラン設立メンバーが語る、介護両立支援プラン活用法

介護両立支援プラン設立メンバーが語る、介護両立支援プラン活用法

「介護両立支援プラン」は2019年に運営を開始した新しい制度で家族の介護と仕事の両立を支援する制度です。
実のところ、まだ周知が十分ではなく、あまり社員の方のご加入状況は多くはありませんが、とてもオリジナリティのある制度で介護の専門家の先生からはとても有益な制度であると評価をいただいています。
今回のコラムでは「介護両立支援プラン」の設計に込めた想いについてご紹介をさせていただきたいと思います。


筆者プロフィール

(株)NSFエンゲージメント保険ソリューション部社員 40代女性 夫・子ども2人の4人家族


ソニーグループの社員の方々に必要なサービスは何だろう?介護の実例は人それぞれ

2016年よりFP相談室での介護相談がスタートしました。

相談内容を見ていく中で、一律には語れない様々な悩み事があることが分かってきました。
介護が必要な対象者の介護状態はもちろん、例えば、対象者が遠くに住んでいるか・近くに住んでいるか・同居しているかや介護する側の兄弟構成・金銭状況など相談者の周りの状況によってアドバイスできる内容も変わってくるため、解決方法も一般化しにくいのです。

そのような状況を踏まえ、ソニーグループ社員の方々に対し、介護と仕事の両立を支援するような制度を設立することができないか?ということで、2018年にプロジェクトが立ち上げられました。

プロジェクトでは、まず既存の保険会社の介護保険商品の内容分析が進められました。
既存の民間介護保険は契約者が介護される方と同じになる場合が多く、介護状態となった場合に一時金または年金であらかじめ決められた保険金額を受け取ることができるという商品がほとんどでした。
一時金の保障は、一時金を受け取ったその時は多額の資金が手元に入り助かったように見えるかもしれませんが、介護をする側が仕事をつづけながら介護をすることを長く支援していくことにはなりません。また、介護と仕事の両立という観点で考えると、社員の方には介護の専門家からのソニーの介護休職制度も含めた情報提供が必要であると考えました。

そこで、仕事と介護の両立を支援するプランをオリジナルで設計することを目指して、まずはモデルケースを使って、介護の段階ごとの困りごとを洗い出して整理し、その困りごとに対してどういった補償ができるかを考えていきました。
プロジェクトには、FP相談室で相談を受けている介護の専門家にもプロジェクトに参加してもらい、相談者の生の声を反映できるようにしました。

<介護の段階ごとの困りごと>

介護の段階 困りごと
初期 ・相談(職場・地域包括支援センター等)
・手続きの申請・サポート
・計画
中間期 ・ケアマネ関係(契約支援・選択)   
・情報収集(各地域のサービス)  
・疾患に関する情報 
・住まい
・職場の制度の理解・利用
・後見人制度の情報
終末期 ・ストレスが多くかかるので、メンタルケア
・医療に関する情報収集
・生活の質(QOL)
・訪問看護情報
・相続等の関連情報
・病院を選択するための情報

補償を検討していく中でこだわったのは、実際に介護にかかった費用を補償する制度としたことです。
介護する側・される側のそれぞれのシーンでの困りごとに対応するバリエーション豊富な補償を用意することで、仕事との両立を支援し、最長10年間という補償期間で長くサポートすることにしました。

また、様々な補償を上手に活用できるよう、介護両立支援プランには介護専門相談員のメールまたは電話による相談サービスを付帯しました。
介護相談は、いくつものサービス業者をあたり、ソニーグループの制度もふまえたアドバイスをしてくれるベネッセシニアサービスを選んでいます。このサービスは金銭的な補償を受ける前から利用することができるので、介護の始まる前から何度でも利用することができます。

自身の介護両立支援プラン活用法

現在、私は40代・両親は60代後半で、両親ともに持病を持ちながらも元気に過ごしています。介護両立支援プラン設立のプロジェクトに入らなければ、親の介護について考えることもなく目の前の仕事や子育てに追われていたことと思います。
プロジェクトで知識を得ていく中で知ったのは、75歳以上の4人に1人が介護の必要な状態であるということ、そして、介護は突然やってくるということです。今、両親が元気でも介護が必要になる年齢は日に日に近づいています。また、我が家は共働きのため、夫か私のどちらか片方が介護に専念することはできません。

これらのリスクを考えて、設立当初より介護両立支援プランに加入することにしました。現在、母親を対象者として介護両立支援プランに加入しています。

40代は働き盛りで、結婚している場合は共働きの家庭が多く、子育てが忙しい時期です。これからのライフイベントにかかる資金も大きいので、今突然介護が始まってしまった場合でも仕事をやめるわけにいかないという方が多いと思います。しかし、もし親の介護が必要になった場合、親のこともできる限りサポートしたいと思いませんか?

自身が40代であれば、親が60代後半~70代の方が大半かと思いますが、対象者がこの年齢層であれば保険料は80代以降に比べて安く加入することができます。仕事をペースダウンすることができない時期こそ、保険で介護のリスクをカバーしておくという考え方もあるのではないでしょうか。

介護両立支援プランは仕事も介護も全力で取り組みたいというソニーグループ社員の方の想いにこたえる制度を目指しています。ぜひ、保険月間を機に詳しい制度内容を知っていただきたいです。

介護両立支援プランの詳細はこちら